人間には分裂し、多機能の役割をもつ「幹細胞」があり、体内を修復したり、若々しさを保ったりする働きをもっています。ニュースで取り上げられたiPS細胞ES細胞なども幹細胞です。
 

細胞の修復、再生を行う幹細胞の力

女性の顔のイメージ

私たちの体内には60兆個を超える細胞が存在し、細胞が活発に働いていることで生命活動を維持されるだけでなく、見た目の若々しさもキープできます。しかし、細胞には寿命があり、年々減少するため新しい細胞を作らなければなりません。

 
幹細胞は体内で補わなければならない細胞をキャッチし、分裂をして、まったく同じ細胞を生み出します。そして、血管や筋肉、臓器の形成や外見の美しさにかかわる肌づくりをしていくのです。
 
現代では幹細胞の修復や再生の力が注目されており、医療だけでなく美容業界でも取り入れられ、「幹細胞コスメ」と呼ばれる新しい美容化粧品が誕生してきました。
 
幹細胞コスメは、幹細胞の培養の過程で細胞から分泌された「幹細胞培養液」を使用しています。培養液に含まれる成分は500種類以上のタンパク質が含まれており、タンパク質は肌の生成に欠かせない栄養素であるため、従来のコスメでは実現できないアプローチで美容効果が得られると期待されています。
 
特に注目したいのが「サイトカイン」で、グロスファクター(成長因子)と呼ばれる新しい化粧成分として脚光を浴びています。サイトカインは150種類以上あり、近年着目されているグロスファクター(成長因子)もサイトカインに含まれています。
 
幹細胞コスメは肌環境やターンオーバーを整えます。不規則な生活や偏った栄養、ストレス、大気汚染などの不可抗力などで阻害されている肌本来の機能がよりよく働くために、肌環境を整備し、自分が求める理想の肌へ導くことも難しくありません。
 
幹細胞培養液は使用する幹細胞によって、培養液の特質が変わります。つまり、由来する幹細胞によって化粧品として得られる効果も変わるのです。
 

幹細胞の種類

幹細胞イメージ
※画像はイメージです

培養液として利用される幹細胞は「植物由来」「動物由来」「ヒト由来」が代表的で、その中でも親和性が高いと見込まれているのはヒト由来幹細胞培養液です。サイトカイン含め有効成分の豊富さと、何より組織的に馴染みがよいことがメリットとして挙げられます。

 

ヒト由来の幹細胞培養液には、「脂肪幹細胞」「神経幹細胞」タイプがあり、神経幹細胞の方が化粧品としての効果が期待されています。神経幹細胞は脂肪幹細胞よりも細胞の分化が多く、医療や治療目的でも採用されている幹細胞です。より肌環境やキメを整え、うるおいやハリをしっかり与える化粧品となります。

Le Claire Blancは、「ヒト由来」の「神経幹細胞」培養液を使用した数少ない美容液です。